Vol.47 カラスの仲間
(スズメ目カラス科12種)

このページにある写真
ニシコクマルガラス ミヤマガラス ハシボソガラス ハシブトガラス ワタリガラス

「カー子 VS K子」

うちのアパートのごみ置き場には、火曜と金曜の「燃えるゴミ」の日に、 必ずやってくるカラス(カー子)がいる。 いつも近くの道路標識に止まって、
(今日はどれをつつこうかナ・・・。)
と 虎視耽々と狙っているのである。

(カー子に、うちのゴミをつつかれては大変!)
なので、私はいつも奥に置き、よそのうちのゴミでカバーするという措置(?)を取ってい た。 しかし、その日の朝は忙しかったので、いつもの措置を施さず、 ポイ〜ッと置いてしまった。

(さて、会社に行くとするか・・・。)
ゴミ置き場の前を通ったとき、私は愕然とした。 辺りには、ゴミが散乱している・・・。 カー子が、ビニール袋を引きずっている・・・。

(う、うちのゴミがぁ〜!!)
・・・・カー子の標的にされたのは、紛れもなくうちのゴミだった。

(しかし、これを片づけていたら、会社に間に合わん・・・。)
私は、一瞬ためらったが、 「回収のオッチャン、・・・御免!」 と小さく呟くと、そのまま自転車を漕ぎ出した。

(ところで、あのビニール袋の中身は何だったっけ・・・??)
私は、駅に着いてから、 カー子が道の真ん中に重そうに引きずり出していた、 ビニール袋の中身が気になってきた・・・。

(あ!「固めるテンプル」だ!!)
中身は、「天ぷら油を固めたもの」だった。 私の頭の中では、次の構図が浮かびあがった。

車が「油入り袋」を轢く→中の油が飛び散る→こびり付いて取れなくなる→ みんな滑って「スッテンコロリン」=大・迷・惑!!

私は、顔から血の気が引くのを感じると、急いでゴミ置き場に引き返した。 そこには、すでにカー子の姿はなかったが、「油入り袋」は道の真ん中に鎮座して いた。

(ちきしょう、カー子めっ!今度見かけたら、焼き鳥にしてやるっ!! )
・・・結局、その日は、家と駅の一往復分だけ、余計に遅刻するハメになった。

(SHIMIZU)

●ニシコクマルガラス (Corvus monedula
 コクマルガラスのヨーロッパ版。 首の後ろに白い模様があるのと白い目が特徴です。 日本では数回しか記録がありません。 (CHINO)
【撮影者】 N. MATSUDO
【データ】 1997年12月31日 北海道厚岸郡浜中町
PENTAX Z-1P PENTAX67 800mm F6.7 ED RVP


●ニシコクマルガラス (Corvus monedula
 同じ時に撮った同じ個体の写真。 町外れのごみ捨て場にいました。丘の上の藪や電柱の上などにとまったりしていました。 (CHINO)
【撮影者】 Y. CHINO
【データ】 1997年12月30日 北海道厚岸郡浜中町
Nikon F801S Nikkor ED500mm F4P x1.4テレコン使用 RDPII
【コメント】 当時良く知られていないカラスでした。コクマルガラスの近縁種でアジアからヨーロッパに分布します。ヨーロッパでコクマルガラスといったらこれのことなんでしょうか?ローレンツの「ソロモンの指輪」に出てきますね。(CHINO)


●ミヤマガラス (Corvus frugilegus
 写真のように群れています。 少し小ぶりでくちばしがとがっていて、 鼻のあたりがが白っぽいので、遠くからでもミヤマガラスと分かります。 (CHINO)
【撮影者】 Y. CHINO
【データ】 1995年1月1日 鹿児島県出水市
Nikon F801S Nikkor ED500mm F4P x1.4テレコン使用 RVP
【コメント】 出水にソデグロヅルが出たというので見に行った時の写真です。ミヤマガラスは大きい群れで田んぼに降りていました。(CHINO)


●ミヤマガラス (Corvus frugilegus
  ミヤマガラスはこのように一羽でいることもあります。 この写真のミヤマガラスはくちばしの上が白っぽくないので 普通のハシボソガラスのような感じです。 小さいカラスがいたなと思ったら要チェックです。 (CHINO)
【撮影者】 N. MATSUDO
【データ】 沖縄県八重山郡与那国島
PENTAX Z-1P PENTAX67 800mm F6.7 ED RVP


●ハシボソガラス (Corvus corone
 いわゆる普通のカラスのうちの一つ。 普通のカラスにハシボソガラスとハシブトガラスの二種類がいることは、 バードウォッチャーには常識ですが、 一般の人はどの程度知っているのでしょう? この名前、やや長くて言いにくいので、 ウォッチャーの間では「ボソ」と「ブト」と略すことが多いです。 ちなみに、都会で増えているのは「ブト」の方です。 (CHINO)
【撮影者】 F. SASAKI
【データ】 1998年12月 北海道厚岸郡浜中町
- PENTAX FA*600mm/f5.6
【コメント】 これまた、なんとなく撮った写真。(SASAKI)


●ハシブトガラス (Corvus macrorhynchos
 こちらの方が、森林に適応していて元々は山の方で生活していた種類です。 何を間違ってか、ゴミを漁るようになり都会へ進出してきて問題になっていますね。 カラスは真っ黒で面白くないので、あまり狙って写真に撮ることは少ないです。 かといって狙うと逃げてしまってぜんぜん近づかせてくれない鳥でもあります。 (CHINO)
【撮影者】 F. SASAKI
【データ】 1998年8月7日 北海道厚岸郡浜中町
PENTAX Program A PENTAX FA*600mm/f5.6
【コメント】 他に撮る物がなくて、1.4倍のテレコンつけて撮りました。
(SASAKI)


●ワタリガラス (Corvus corax
 カラス科最大で体長は63cmもあります。 北アフリカからヨーロッパ、北アメリカまで広範に分布するグローバルなカラスですが、 何故か日本では北海道の北部沿岸に少数が冬鳥としてやってくるのみです。 (CHINO)
【撮影者】 M. FUKAGAWA
【データ】 1978年3月 北海道羅臼
PENTAX SP
【コメント】 えらい昔の写真です。エクタクロームです。タクマー200mmF4にテレモア95(2倍テレコン)かな?


●ワタリガラス (Corvus corax
 最後なのでサービス(?)カットで、カナダのデジカメで撮った写真です。 観光地の駐車場に観光客の餌目当てに居付いているワタリガラスがいました。 近くで見るとかなりでかいです。 (CHINO)
【撮影者】 Y. CHINO
【データ】 2002年6月9日 カナダ アルバータ州ボウレイク
Canon IXY-DIGITAL
【コメント】 日本では珍しいカラスですが、カナディアンロッキーでは普通種でした。(CHINO)

ついに仲間シリーズが完結しました。

これで日本の野鳥518種達成です!

(CHINO)