Vol.34 イソヒヨドリと夏のツグミの仲間
(スズメ目ヒタキ科ツグミ亜科 イソヒヨドリ属、ジツグミ属など10種)

写真リスト
アカハラ アカコッコ マミチャジナイ カラアカハラ


「アカハラ」

「私の英語力はだい〜ぶ低い!!」ということが、海外旅行で判明したので、
私は会社の英会話サークルに入ることにした。
毎週、テーマが設定され、それについて自分の意見を英語で述べなければならない。

その日のテーマは「私の趣味」であった。
生徒は3人。
まず最初に、私の隣に座っているベテランのMさんが、指された。
彼は多趣味な人で、いろいろと英語でしゃべっている。

私ははじめての参加にだいぶ緊張していた。
(ア、アイ ライク バードウォッチング。マイ フェーボライト バード・・イズ・・・・。)
Mさんの会話も上の空で、自分のしゃべることを頭の中で、反復練習していた。

Mさんが一息ついた。終わったのかなと思った時、

「そうそう、それから・・・(←英語)」

彼は何やらゴソゴソしたかと思うと、かばんの中から、
「フィールドガイド日本の野鳥」(←定番図鑑)を取り出した。

「最近、バードウォッチングもはじめたんです。(←英語)」(げげっ!)

Mさんは、図鑑をぺらぺらとめくると、アカハラ を指差して、流暢な英語を続けた。
「この前、この鳥をはじめて見たんですけど、とぉってもきれいで、とぉっても感動して・・・。(←英語)」
(げげげげっ!!)

私はアタマのなかがまっしろしろになり、せっかくの反復練習も吹っ飛んでしまった!!
(どうしよどうしよ〜!!先生、わたしを指さないで〜!)

しかし、Mさんが話し終えると、先生は隣に座っていた私を指した。
「K子の趣味は?(←英語)」

先生が私に微笑みかけた時、私がしゃべった英語は、これだけだった・・・。
「み、みー、とぅー。(私も)」

しかし、アカハラ ってそんなにきれいか〜?ケッコウ普通種だぞ〜?(負けおしみ)

(SHIMIZU)


●アカハラ(Monticola solitarius
 おなかが赤いのでアカハラ。分かりやすいですね。 夏鳥として比較的多くやってくる種類で、「キョロン キョロン ツリ〜」というさずりも非常に分かりやすいです。 夏鳥を見に行ったらまずこの鳥を見つけてみましょう。写真はメスで、オスの方がもう少し色が濃い感じ。 (CHINO)
【撮影者】 N.MATSUDO 【データ】 1998年5月4日       PENTAX Z-1P smcPENTAX67M*6.7/800ED


●アカコッコ(Monticola gularis
 アカハラに非常に近い種類ですが、なぜか伊豆諸島の離島にしかいません(まれに他でも記録があるようですが)。 写真はオスで、アカハラより頭部の黒が濃く、赤いおなかとの境目がはっきりしています。 ウォッチャーは普通、三宅島にこの鳥を見に行きます。最近数が減っているという話もあり、ちょっと心配。 (CHINO)
【撮影者】 H.TANAKA


●マミチャジナイ(Turdus sibiricus
 アカハラに似ていますが、白いマユがはっきりとしていて顔つきがちょっと違うのがわかりますでしょうか? かっこ良いですよね。
 この鳥は、春と秋に日本を通過して行きく旅鳥なので、 なかなか見にくい種類です。
通称「マミチャ」(CHINO)
【撮影者】 A.FUJITA 【データ】 1998年 5月 7日       Nikon F4 Nikkor ED600mm F5.6 オート 1/125 RDPII


●カラアカハラ(Turdus cardis
 カラシラサギとか、カラムクドリとか頭に「カラ」と付くのは大陸系の珍しい種類ですよね。 珍しモノ好きのウォッチャーにはそそるものがあります。 この鳥も珍しい種類で、アカハラと違うのは、背中のあざやかな青灰色です。 この写真もオスですが、特にオスは警戒心が強くなかなか人前には出てきません。 朝夕の薄暗い時間帯に比較的よく出てきます。 (CHINO)
【撮影者】 N.MATSUDO 【データ】 PENTAX Z-1P smcPENTAX67M*6.7/800ED


次回は、キツツキの仲間の予定です。

お楽しみに!

(CHINO)