カモメの仲間(5)

写真リスト
カナダカモメ ハシボソカモメ ゾウゲカモメ


今はロシアのサハリン沖で生まれた氷が流氷となって
北海道・オホーツク海沿岸にたどり着くのが毎年2月の今くらい。
その頃から北海のカモメが本州以南の沿岸にやって来ます。

それを狙って、カモメ・ウォッチャーは毎週のように出かけて行くのですが、とにかく寒い!
極寒のカモメ・ウォッチングです。

北海道・ノサップ岬の先端で、海ガモを探すのも寒いですが、
関東の海風も負けず劣らず寒いです。

雪の木陰で小鳥を待つのも...ガンが飛ぶのを待つのも...

関東屈指のカモメポイント 銚子漁港
利根川と平行に走る 一の島堤防 には北風を避けるように
カモメが ズラリ と並んでいます。

あの堤防、カモメが 一列にしかとまれないようになっていたら
珍しいの探すのが簡単になりますね!
重なってしまうと 識別ポイントがよく見えないんですよね。
それで、堤防に 10羽間隔で番号を振っておいて...

「今日は、5万4千とんで56羽目にとまってますよ。」とか、

「500羽ずつチェックしてね。」とか。

そう思ったことありませんか。

(CHINO)


●カナダカモメ(Larus thayeri

  銚子で越冬しているってことで、何度も見に行きました。
しかぁし、自信もってカナダだって言えるのは見たことありません。 これかなって特徴のカモメを見つけても、その特徴を持ったやからが次々に出てくるんですぅ。 それぞれのパーツの特徴が、それぞれ個体差の範囲に含まれてるような気がするんですぅ。
しまいにはセグロが全部カナダに見えてきます(それはちょっとおおげさ)。
どなたかしっかりとした識別法を伝授して下さい。(KOZONO)

【撮影者】 M.FUKAGAWA 【データ】 1998年3月21日 千葉県銚子市       Nikon ED400mm F3.5 RDP 【コメント】セグロカモメの仲間です。このグループはわけわかめですね。(^_^;)


というわけで、紹介しきれなかったカモメたちはまた今度。

未公認ものもばんばん紹介する予定(!?)

(KOZONO)


●ハシボソカモメ(Larus genei

 こぞのせんぱーい!室見川のスレンダー君いましたっ!
ほらほら、このほっぺに”ポチ”のないやつ。 ユリカモメみたいですけど、ほんとにハシボソですか?
やっぱり、経験豊富なベテランと行かないと識別できないっす!(CHINO)

【撮影者】 Y.KUBOTA 【データ】 1991年2月 福岡県福岡市室見川       Pentax superA SIGMA400mm F5.6 開放       


1999年2月28日追加しました。

●ゾウゲカモメ(Larus genei

  めったなことでは見ることの出来ないカモメ。
先日、青森で発見されたとの情報がありました。 一目見ようと青森まで向かったふかがわさん。 現地に到着してみると、変わり果てたゾウゲカモメの姿があったそうです。
 野鳥の素晴らしさは、キビシイ自然の中で磨かれた美しさ・強さ。
自然界でその姿を保つのは難しいのです。
この写真は、そんな事を考えさせてくれました。(合掌)
(CHINO)

【撮影者】 M.FUKAGAWA 【データ】 1999年2月13日 青森県鯵ヶ沢       NikonF5 Sigma70-200HSM F2.8 RDPII


次回はツルの仲間たちの登場です。乞うご期待!

(CHINO)