Vol.16 カラやメジロなどの仲間
(エナガ科1種/ツリスガラ科1種/シシュウカラ科6種)
(ゴジュウカラ科1種/キバシリ科1種/メジロ科2種/ミツスイ科1種)

写真リスト ツリスガラ メグロ


【小笠原の亀】

小笠原へは過去2回訪れたことがある。
何度訪れても現実離れした良い所で、お気に入りの場所の1つだ。
小笠原へは今でも5〜6日に1便の船しかなく、
東京都でありながら日本一遠い場所である。
そこで見ることができるメグロはバードウォッチャーなら誰もが見たいと思う鳥だ。
何しろ世界中で小笠原にしか生息していないのだ。

最初に小笠原へ行った時のこと、民宿で夕飯が出た。
疲れきった体にパッションフルーツの生ジュースが妙に心地よく、
至福の時を過ごしていた。
当然のごとく食も進み、むしゃむしゃとよく食べた。
その中の小鉢に煮物のような料理があり、これまたいけた。
これはなんだろう?という素朴な疑問がわき、民宿のおばちゃんに尋ねた。

『おばちゃん、この小鉢美味しいけど何?』
『あーそれは亀じゃ。』
『えっ亀?

よーく見ると小鉢に入っていた肉には甲羅のような模様が.....。
そうなのだ。この島では当たり前のように亀を食べているのだ。
その後、我々の燃え盛っていた食欲も急速に衰え、
小鉢の料理に手を伸ばすのに、かなりの勇気がいったことは言うまでもない。

帰りの航路で大海原を泳ぐ亀を見た。
それはもう素晴らしい景色で、

『亀はやっぱり海を泳ぐべきで、食べるもんじゃない』

と一人で妙に納得していた。
(KUBOTA)


〜ツリスガラ科〜

●ツリスガラ (Remiz pendulinus

今から5年前の春、珍鳥銀座として名高い長崎県対馬へ行った。
見る鳥全てが新鮮で、春の日差しの中、きらきら輝いて見えた。
このツリスガラもその中の1つ。揺れる葦原の中で、
こちらを見ては次の葦へと飛び移り、楽しげに春を満喫しているようであった。(KUBOTA)

【撮影者】 Y.KUBOTA 【データ】 1993年5月3日 長崎県対馬 PENTAX Z-1 smcPENTAX A*645 600mm/F5.6ED
〜ミツスイ科〜

●メグロ (Apalopteron familiare

小笠原の母島にのみ生息するメグロ。
春に行くと、はるばるアラスカから子育てにやってくるザトウクジラを見ることもできます。
ただし、グワングワンに揺れる船旅を経ないとなりません。
私も何度か行きましたが、あの船には、もう2度と乗りたくな
いや、もう一度行きたいです。
(SIMIZU)

【撮影者】 N.MATSUDO 【データ】 1995年7月26日  東京都小笠原村 PENTAX Z-1P  smcPENTAX67 M*6.7/800ED 


次回は、シギやチドリの仲間−第2弾−です!
シギチを見るには、今がちょうどいい季節。お楽しみに!!(SIMIZU)