Vol.41 ペリカンやカツオドリなどの仲間
(ペリカン目ネッタイチョウ科2種/グンカンドリ科2種/ペリカン科2種/カツオドリ科2種)

このページにある写真
オオグンカンドリ コグンカンドリ

グンカンドリってでけー

グンカンドリというと、先輩が漏らしたこの言葉を思い出す。
確か、台風で銚子にやってきたグンカンドリを見に行った先輩が開口一番に発した言葉なのだ。

そんなにでかいのか?
今回、改めて確認する為に、図鑑を開いた。
80〜100センチ
図鑑にはそう載っていた。

なーんだ。たいしたことないじゃん。
自分より大きいものだと思ってたわたしはその数字にホッとした。
しかし、もう一度見直して、再びぎょっとしたのだ。

L80〜100センチ
体長っすか!
じゃあ幅(翼開長)は?

W220センチ!!!!
バレー選手やバスケット選手よりでかい!!!
コグンカンドリですらW180センチである。
すげー。すげーよ。わたしの家にも入らないでかさですよ!!!

海でシュノーケリングしてて、ちょっと大きめなブダイに、びくつく私。
ゴミ出しで、近くにいるカラスの大きさにびびってゴミを出せない私。

こんな大きなグンカンドリに会った日にゃ、わたしはきっと失神してしまうに違いない。

(MURASE)


●オオグンカンドリ(Fregata minor
【撮影者】K.KUBOTA
【データ】神奈川県江ノ島 1999年10月10日
PENTAX Z-1 FA*600mm/f4 RVP
【コメント 】話を聞いて見に行った。
気がつくとそこにいたという感じで出現した。
今までどこにいたの?というくらいに見事なものである。
その後ひとしきりトビやカラスと戦い、悠々と沖に飛んでいった。
戻ってくる嘴には良く見ると太刀魚の姿が...。
こんなものを食べるんだなぁ。たいしたものだ。



●コグンカンドリ (Fregata ariel
【撮影者】Y.CHINO
【コメント 】これは1989年の大量の海鳥を運んできた歴史的台風の後の銚子での写真です。
あの時は,小笠原〜伊豆諸島の鳥の多いエリアをなぞりながら海鳥を吸収し, 上陸後エサや環境的に鳥が休憩しやすい銚子に上陸するという,理想的な パターンでの関東直撃でした。
早くもそれを見越して,現地で台風を待ち構えていたウオッチャー達の話は, 今や伝説となっています。
話を聞いて我々が到着した時には,すでに多くの鳥たちが去ってしまった後でした が, コグンカンドリだけはしっかり見ることが出来ました。
この鳥,若鳥であるため オオグンカンと区別するのが難しいです。
ポイントはお腹の白い部分が翼の 付け根の部分へちょこっとはみ出していることなどがありますが,オオグンカンでも そのような個体がいるため,他のカモメなどの鳥と比較して,翼を広げた時の 大きさをしっかり確認する必要があります。
オオグンカン:翼開長220cm, コグンカン:180cmです。


次回はタヒバリの仲間です。お楽しみに。