Vol.31  シギやチドリの仲間(4) 2ページ
写真リスト コシヤクシギ チュウシャクシギ ダイシャクシギ ホウロクシギ


〜男性バードウォッチャーの心得〜
【私を鳥見に連れてって】

彼女をはじめての鳥見デートに誘いたいが、どこに連れて行こう・・・?
とお悩みの男性バードウォッチャーにアドバイス。

それなら、「干潟でダイシャクシギを見せる」のが一番です!!

まず、寒くもなく暑くもない、春・秋の渡りの季節に干潟に行きます。
 (心得1)はじめから、ハードな鳥見に連れていってはいけません。
 赤くてカワイイ小鳥を見せてあげた〜い→厳寒の軽井沢
 めずらしい海鳥を見せてあげた〜い→荒れ狂う離島航路
 なんて考えは、もってのほかです。

干潟についたら、近くに野鳥観察センターなどの施設があることを確認します。
 (心得2)お手洗いのないようなところへ連れていってはいけません。
 彼女がもよおしたら、せっかくのデートもだいなしです。

プロミナでダイシャクシギを見つけたら、
「ほらっ、覗いてごらん」と彼女に見せてあげましょう。
 (心得3ここがポイントのかせぎどころ。) 決して、双眼鏡で自力で探させるようなことをしてはいけません。

そして、彼女の反応を観察します。
彼女に素質があれば、はじめてみるダイシャクシギに、こう言って喜ぶはずです。
「わぁ〜、すごーい!!長いくちばしぃ〜!」

 (心得4)もし、喜ばなかったら、「鳥見の素質がない」ものとあきらめましょう。

(注)実行後の結果については、野鳥の杜では責任を負いかねますのでご了承ください。

(SHIMIZU)


●コシャクシギ(Numenius minutus

 シャクシギの仲間は、みな、下向きにカーブした長い嘴を持っています。 その中で一番小さな(=短い)嘴を持っているのがコシャクシギ。 “顔つきが幼い”という印象を持っているのは私だけでしょうか。 このページのシギの仲間では最も珍しい種ですが、私たちがフィールドとしている農耕地では記録も多く、 毎春、毎秋、少数は通過しているようです。ムナグロの群の中にスマートな奴がいたらチェックっ、チェック。(KOZONO)

なんか、奥の方にもコシャクがいるような気が...(CHINO)

体長31cm。旅鳥。通称「コシャク」。

写真/幼羽 

【撮影者】 Y.KUBOTA 【データ】 1998年9月14日 埼玉県大久保農耕地A’区       PENTAX Z-1 smcPENTAX FA*600mm/F4 【コメント】コシャクが数羽来ているという話を聞き、撮影に向かった。 ムナグロの群れの中に目指すものを発見。やっと撮影できた。 そのとおり、後ろに写っているのも実はコシャク。


●チュウシャクシギ (Numenius phaeopus

 名前の通り、中くらいの長さの嘴をもったシャクシギです。 シャクシギの中でも、コシャクシギはどっちかっていうと淡水の湿地(農耕地や埋立地の水たまりなど) に現れることが多く、ダイシャクシギは海辺や河口の干潟で見られることが多いのですが、 このチュウシャクシギはそれら両方に現れます。中は小も大も兼ねるってか。(KOZONO)

体長42cm。旅鳥。通称「チュウシャク」。

写真/夏羽移行中?

【撮影者】 S.KOZONO 【データ】 1993年 5月10日 埼玉県浦和市大久保農耕地B区       Canon AE1+P Canon FD500mm F4.5L RVP

【コメント】10年ほど前までは、私らのフィールドにも  春・秋の渡りの時期に、たくさん立ち寄ってくれました。  最近、フィールドで見かけません。  っていうか、行ってないなぁ、あんまり。 行けばいるらしいですよ^_^;(CHINO) 


●ダイシャクシギ (Numenius arquata

 シャクシギの名前の由来となった“一尺”ほどもある長い嘴を持ったシギです。 長いアンバランスな嘴は、確かに、鳥を見始めたばかりの人の心も引きつけるものあり。 広い干潟では、けっこう大きな群で見られ、越冬もしています。ホウロクシギと似ていますが、 腹と腰が白いことで見分けることができます。(KOZONO)

体長60cm。旅鳥、冬鳥。通称「ダイシャク」。

写真/冬羽 

【撮影者】 Y.CHINO 【データ】 1993年11月28日 千葉県習志野市谷津干潟       Nikon F801 Nikkor ED500mm F4P 開放 RVP

【コメント】大珍鳥ソリハシセイタカシギを撮りに行った時の ワンショット。こないだのヒメクビワの時もカメラマンの良い (主役がいない時の)ターゲットになってましたね。


●ホウロクシギ (Numenius madagascariensis

 シルエットはダイシャクシギとほぼ同じ。 ダイシャクの地肌の色を褐色にしたら、ホウロクになります。 形が似てるってことは、食べるものも似てるってこと。だから、こいつも海専で内陸で見かけることは極まれ。 褐色の肌で海辺に多いってこたぁ、サーファーかいっっ(サーフバードって別の種、いてます。注意)。(KOZONO)

体長61.5cm。旅鳥。

写真

【撮影者】 Y.KUBOTA 【データ】 埼玉県大久保農耕地A区       PENTAX Z-1 smcPENTAX FA*600mm/F4 【コメント】秋が瀬で初めてホウロクシギにお目にかかった。 結構内陸では珍しいので、ちょっぴり胸ときめいた記憶があります。


《2ページ目編集後記》このページの解説は、こぞの先輩にお願いしました。良かった良かった。 そう、そう言えば、シギチの仲間を担当するに当たって「日本の鳥555-水辺の鳥-」買って来ました。 換羽する種類は、夏羽、冬羽、幼羽がちゃんと載っていて超便利です。(CHINO)