リュウキュウキビタキ 掲載日:2025年9月28日   

 『日本鳥類目録 改訂第8版』による見直しにより、 新たに独立種として扱われるようになった種です。

■カナダガン、リュウキュウサンショウクイ、オリイヤマガラ、チョウセンウグイス、 ■ミナミトラツグミ、 ■ハチジョウツグミ、■ホントウアカヒゲ、リュウキュウキビタキ、オガサワラカワラヒワ、シベリアアオジ

 これらのうち、リュウキュウキビタキを紹介します。(CHINO)

リュウキュウキビタキ [577種]

リュウキュウキビタキ
【撮影者】Y. CHINO
【データ】
 2025年3月1日 沖縄県石垣市石垣島
 Nikon D500 Nikkor 500mm f/5.6E PF ED VR
【コメント】
 大隅諸島から八重山諸島までに分布します。『鳥類目録 第8版』でキビタキの亜種から独立種になりました。 577種目とさせていただきます。
 キビタキ雄との識別ポイントは、@上面の黒が少し薄い緑褐色、A3列風切外縁に白い線がある(マミキビのよう)、 Bやや小さい、C黄色部分にオレンジ色味がない、など。
 この写真では、@薄く見える、A少し見える?、Cその通りだが、個体差や若いと黄色が薄いので、完全にリュウキュウキビタキという写真は難しいです。(CHINO)
リュウキュウキビタキ
【撮影者】Y. CHINO
【データ】
 2025年3月1日 沖縄県石垣市石垣島
 Nikon D500 Nikkor 500mm f/5.6E PF ED VR
【コメント】
 上の写真と同一個体か分かりません。前面の写真。
 雄の識別ポイントとして、D黄色い眉斑が、嘴峰(しほう、嘴の固い部分)基部に達して左右がつながったように見えるというもの。
 そういう風には見えますね。(CHINO)
リュウキュウキビタキ
【撮影者】A. FUJITA
【データ】
 2023年2月 沖縄県石垣市石垣島
 Nikon D810 Sigma 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM
【コメント】
 いわゆる雌タイプで、雄の幼〜若鳥の判別できない個体です。
 キビタキ雌との識別ポイントは、@上面が緑色味を帯びる、A(雄と同じく)3列風切外縁に白い線がある、 ということですが、暗い森で撮った写真では、色味は偶然に変わったりします。 一応、@Aともに満たしています(ほぼこれのようなキビタキもいる)。(CHINO)
リュウキュウキビタキ
【撮影者】A. FUJITA
【データ】
 2023年2月 沖縄県石垣市石垣島
 Nikon D810 Sigma 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM
【コメント】
 さらに識別を難しくしているのが、成鳥の色になるのに3年以上かかるらしいこと。
 この写真は、お腹に黄色味があり、眉斑もうっすら黄色いので、雄の若い個体のようです。2月はまだ(第2回?)冬羽でしょうか。 南の島の留鳥では換羽時期が違うかもしれませんが。(CHINO)
リュウキュウキビタキ
【撮影者】A. FUJITA
【データ】
 2024年1月 沖縄県石垣市石垣島
 Nikon D810 Sigma 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM
【コメント】
 こちらは、さらに下面の黄色味が強い若い雄です。 リュウキュウキビタキ、なかなか奥が深いですね(汗)。(CHINO)
リュウキュウキビタキ
【撮影者】Y. CHINO
【データ】
 2025年3月1日 沖縄県石垣市石垣島
 Nikon D500 Nikkor 500mm f/5.6E PF ED VR
【コメント】
 こちらは、下面に黄色味がほとんどないタイプですので、雌と思います。 少し胸にブツブツ模様があるので、若鳥でしょう。(CHINO)

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