Vol.12  シギやチドリの仲間(1) 3ページ
写真リスト タゲリ ムナグロ ダイゼン ケリ


「タゲリのピンぼけ写真」

「いらないからあげるよ。」
鳥仲間が撮った大量のピンぼけ写真が、机の上に置かれていた。
私はその中から一枚の写真を取り上げた。

それはタゲリの写真である。
私は、この鳥が好きなのである。

きれいな冠羽、
歌舞伎役者のような顔、
高級絨毯を思わせる羽根の色・・・。

どれをとっても見事である。
しかもそれだけではない。
タゲリは、あの殺風景な、冬の田んぼにいるのである。

これはムナグロ。


「地味な景色の中の、きれいな鳥」というのが、
バードウォッチングを始めたばかりの私に、新鮮な印象を与えた。

タゲリピンぼけ写真は、
10年近く経つ今まで、なぜか、大事にとっておいた。

そんなある日。
私は会社の社内報に
「バードウォッチングのすすめ」なる、 たいそうな記事を書くよう、依頼された。
しかも(写真入りで)との注文までついた。

〜チドリ科7種目〜

●タゲリ (Vanellus vanellus

 ちょっとチドリのイメージとは違うチドリ。 本州以南では、冬に群れで現われて田んぼなどで越冬する。 緑っぽい、金属光沢のある背中はバードウォッチャーの好みの別れるところ...。 体長31.5cm。

【撮影者】 M.MARUYAMA
【データ】1994年 1月29日 1994.1.29 埼玉県浦和市
Nikkon F601 SIGMA400mm F5.6apo 開放 RD
【コメント】大雪の翌日、近所のお気に入りポイントへ。タゲリが雪の溶けた道ばたで休んでいました。


私は、タゲリのことを書き、
大事にとっておいた、ピンぼけ写真を使った。

今となっては、誰がその写真を撮ったのか、知る由もないが、
社員全員に配られた、その社内報を見たら、
本人はきっと、

「こんな写真を使うのは、やめて〜ん!」

と言うだろう。 (SIMIZU)

(注)そのような写真をヒトに見せるは、カメラマンの最も嫌がるところ...
ちなみに、このサイトではそのような写真は使っていません...
のはずですが...(^^ゞ (CHINO)


〜チドリ科8種目〜

●ムナグロ (Pluvialis fulva

 干潟よりも内陸の水辺に多く、数百羽の群れになることもある。 ムナグロの群れの中には、珍しいシギチが混ざっていることが多いので端から端までしっかり観察しましょう。
 白と黒、金色のコントラストが見事。 体長24cm。

【撮影者】 N.MATSUDO
【データ】 1991年 5月 4日 埼玉県浦和市大久保農耕地
      PENTAX superA smcPENTAX645 A*5.6/600


〜チドリ科9種目〜

●ダイゼン (Pluvialis squatarola

 ムナグロと似ているチドリ。こちらの方が海辺に多く、背中に黄色味はほとんど無い。 体型もムナグロより丸っこい感じ。体長29.5cm。

【撮影者】 N.MATSUDO
【データ】 1994年 3月20日 千葉県習志野市谷津干潟
      PENTAX Z-1P smcPENTAX67 M*6.7/800ED


〜チドリ科10種目〜

●ケリ (Vanellus cinereus

 チドリの中ではスマートで、色のセンスがちょっと違う。 警戒心が強く、近づきにくいイメージがある。
体長35.5cm。

【撮影者】 N.MATSUDO
【データ】 1995年12月31日 静岡県静岡市麻機沼
      PENTAX Z-1P smcPENTAX67 M*6.7/800ED


《3ページ目編集後記》 今回は、チドリ科とシギ科以外のシギチをまとめて紹介していますが、 数が多くなってしまって分割しようか迷いました。しかし、チドリ科だけにしてしまうと シギ科以外のシギチ8種が半端になってしまうので、今回は頑張って一緒にしてしまおうと決めました。
 シギチ大第2弾、第3弾では、シギ科の62種を二つに分けて紹介する予定です。 (あれっ、そんなにあるの?)写真がたくさん集まってしまったら、次回も大変な編集になるかも(・_・) (4つに分けた方が良かったかも)
 次は、チドリ科以外のシギの仲間を紹介します。 (CHINO)